【オーストラリアの高校】卒業式は晴れ晴れしいお祝いムードいっぱい

学校・教育

三月。。。日本ではちょうど卒業のシーズンですね。

オーストラリアでは、学校年度は1月始まりの12月終わりです。

卒業式は、12月の年度末より一足早く、11月の下旬に行う学校がほとんどです。

この国では、小学校1年生から高校3年生まで、ずっと通しで学年を数えます。

つまり、中学1年生は7年生、高校1年は9年生、なので、高校最後の卒業の年が12年生となるわけです。

我が家の息子も、ここオーストラリアで、昨年高校を卒業しました。

小学校からずっと同じ学校だったので、とても感慨深いものがありました。

日本の式のように厳粛ではないものの、なかなか感動したその様子を紹介したいと思います。

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進学先がまるで決まっていない時点で卒業式

12年生の最後の試験が終わるのが11月中旬。

オーストラリアの大学進学は、学校の成績と、州の統一テストの結果で決まります。

最終学年の一年間は勉強はかなり大変です。どの子も希望の大学、学部に入れるような成績を取れるよう、必死で頑張り、最後の試験が無事に終わった直後に卒業式となります。

【オーストラリアの高校生】勉強だけでなく課外活動が高く評価される
オーストラリアの12年生(高校三年生)は、大学進学を控え勉強がとても大変です。けれども日本の受験生のような、全てを犠牲にして”勉強一筋”というのとは違って、スポーツ、音楽、生徒会、ボランティアなどの課外活動も同時にこなしていきます。

この時点では、もちろんまだ最終成績も出ていないので、当然、誰も大学の進学先も決まっていません。

でも最終試験を終え、「もう自分にできることはやりきった!」という、開放感の中での卒業式です。

ちなみに、試験のでき具合を気にしたり、希望の進学先に行かれるか、不安に思っているような生徒はだれ一人いません。

まずは卒業生とその保護者だけの卒業式

息子の学校では、まず、先生方と、卒業生と、その保護者だけの式が平日の夜にありました

(オーストラリアでは大きなイベントは、保護者の都合を考えて、夜に行われるのが一般的です。)

息子の学校はクリスチャン系なので、この日の卒業式は、司祭さんのお話やお祈りを中心に進んでいきました。

で、お決まりの卒業証書授与。(まだ成績表が出ていないので、厳密には卒業見込み証書でした。)

一人ずつ壇上で証書をもらう時に、バックスリーンに、その生徒の赤ちゃんの時と、現在の写真が順に映されます。

全く赤ちゃんの時の面影がない子もいれば、もうどう見ても同じ顔だというのもあり、かなり楽しめます。

その後、余興として、卒業生の有志が、ピアノ伴奏で、学年の友達、先生方をパロディにした替え歌を歌い、参加者は歌詞に大笑い、でも最後は友達との別れをしんみりと締めていました。

更に、この日のために学校内で撮影した、先生方の、卒業生に関する面白インタビューが流れ、動画内の先生方の絶妙の演技にこれまた大笑い。

そして、最後は校長先生のスピーチと、卒業生代表(キャプテン)のスピーチでした。

いつも思うけど、こっちの先生方って、スピーチが本当に上手です

ユーモアを混ぜながらも、最後はホロっと感動させる、巧みな話術で、生徒も親もウルウルでした。

私の受けた印象では、この卒業式は日本ほど厳粛ではなく、ほどほどの緊張感がありながらも、笑いあり、感動ありといった感じです。

始終、暖かい祝福の雰囲気が心地良かったです。

全校生徒に送り出される感動の卒業式

さて、翌日は朝の8時半から、全校生徒参加による卒業式です。

息子の学校は、小学校準備学級(prepプレップ)から小中高全部で13学年あるので、かなりの大人数です。それに、卒業生の保護者、親だけでなく、おじいちゃん、おばあちゃんもちらほら。

この日は地元のテレビ放送局も取材に来ていました(毎年の一大行事なので)。

会場内の全校生徒と全職員の前で、卒業生が前夜のように、一人ずつ呼ばれて紹介されます。

毎年、この時の拍手の大きさで、その生徒の人気度がわかるんだとか。。

息子、心配していた割には、人気ラグビー部員にも負けないくらいの大拍手をもらい、びっくりして嬉しかったのでしょう、目が潤んでいたのを見てこっちもホロリです。

さてさて、そこからが、この日のメインイベント。

全在校生と全職員と保護者が、左右両側にダーと横に並んで、長〜い花道を作ります。そしてその間を卒業生が歩いてお別れするのです。

在校生の大きな拍手と歓声に囲まれ、握手されハグされながら。。。

卒業生の膝くらいの背丈の小学校低学年の子たちが、顔見知りのお兄さんお姉さんに飛びついていて可愛かったです。

スポーツや音楽活動を共にやってきた高校の後輩たちや、幼い頃に世話になった小、中学校の先生、そして敬意を持ちながらもとても親しい高校の先生方と、最後にしっかりと挨拶を交わし、お互い涙しながら別れを惜しみます。

ほとんどの女子生徒、一部の男子は最後の方はもう、涙でボロボロです。

後輩も先生方も皆が、卒業生の新しい門出を、心から祝福してくれているのに心打たれました。

で、息子の学校の恒例行事で、花道を歩き終えた卒業生は、そのまま校内の湖(沼?)に飛びこみます!

そして、苔(コケ)にまみれた子供達の晴れ姿を写しまくる親たち!

もちろん、どんな可愛い女子生徒も例外なく、迷わず派手に飛び込んでいました。

海に突入の儀式

そして今度はびしょ濡れのまま、友達どうし車に乗り込み、最寄りのビーチへ向かいます。

ほとんどの卒業生がもう運転免許を持っているので自分たちの運転です。

親たちは追っかけのように、その後を車で追いかけます。

ビーチには、同じく、この辺一帯の高校の卒業生が集まってきています。
たしか5校いました。

卒業生たち、とびっきりの笑顔で、キャーキャー叫びながら海に飛び込みます!

海の中で学校ごとに円陣を組み、肩組んで大声でエール送ってるのは、感動ものでした。

この日の主役は卒業する息子、娘たち。

記念すべき友達との時間を邪魔しないように、親たちは、近寄りすぎずに、後ろでそっと見守る感じです。

抜けるような真っ青な空と海が、お祝いムードに映えて盛り上がりました!

卒業式の感想

このようにオーストラリアの卒業式は、一緒に過ごしてきた仲間たちと別れるというしんみりした悲しいイメージではありません。

別れの涙以上に、学生生活をやり尽くした、がんばった達成感、これからの未来に羽ばたく、希望に満ち溢れた、明るいお祝いのイメージが圧倒的に強いです。

オーストラリアでは18歳が成人です。

大学になれば、親は学費も出さず、国からのローンを組んで自分で払うのが一般的です。

すなわち高校卒業が自立への第一歩なわけです。

二日間の卒業式、どの親も、すっかり立派に成長した子どもたちを愛情たっぷりに、少し離れた所で、実に誇らしく見守っていたのが印象的でした。

いつもつい、口うるさく息子に言い過ぎてしまう日本人母の私も、もう余計な口出しはやめなければいけませんね。

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