世界至る所で感染が広がっている新型コロナウイルス。
3月3日現在、オーストラリア国内の感染者の数は33名です。
※以降、感染者の数は日々増加しています
昨日ついにシドニーで、渡航歴(中国、イラン、ダイヤモンドプリンセスクルーズ)のない人の感染が出てからますます深刻な状態に。
この状況により、”日本で起きているような特定商品の買い占めという事態が、オーストラリアの都市部にも広がりつつある”というニュースが流れてびっくりしました。
「シドニー、パースのスーパーマーケットで、小麦粉、米、パン、トイレットペーパーなどが次々と買い占められてしまい、品物の補充が追いつかない。人々は新型コロナウィルスのせいでパニックになりかけている。」
参照:ABCニュース
私が住んでいる場所は、ブリスベン から100km以上離れた田舎町。
まさか都市部のような買い占めはないだろうとは思っても、心配性な日本人気質です。
慌てて近くのスーパー(ウルワース)へ、様子を見に行ってきました。
すると昨日までと違って、、、
- 店の空気がなんとなくギクシャクしている
- 買い物客の動きがいつもより早い
- 普段はニコニコしている人々の目つきが心なしか鋭いという変化を感じました。
そして、こんな田舎町でも棚がガラガラの品薄になってる商品がいくつか。
逆に予想に反してたっぷり在庫があった商品に安心もしたので、順に紹介したいと思います。
オーストラリアの店で品薄になっている品
抗菌ハンドジェル(品薄どころか完売)
抗菌ハンドジェルは、2月の半ばくらいからどの店でもほとんど売り切れ状態です。
空っぽの棚には、
「需要が多く、現在品切れ状態です。
ご迷惑おかけしてすみません。」
というシールがベタベタ貼られています。
(抗菌のハンドソープは、ブランドによっては少し残っていました。)
お米
アジア人客があまり来ない店舗なのにお米の棚がガラガラ。
ウルワースのホームブランドのお米だけはけっこう残っていたんですけどね。
ちなみに、パスタ類、インスタント麺、小麦粉類はいつも通りの品揃えがありました。
豆の缶詰
保存食として便利だからでしょうか、味付き豆の缶詰(canned beans)もかなり品薄です。
たっぷり在庫があったのはトイレットペーパー(安心)
ニュースやTwitterで売り切れ続出と言われていたので、一番心配だったトイレットペーパー。
うちの近くの店にはたっぷりありました。
こんなにあるので焦らなくてもいいのですが、念のために1パック買って非常時に備えます。
この記事を書いたのが3月3日。
その2週間後にトイレットペーパーは完全に売り切れました。
まとめ:それでもパニックするほどではない感じ
私の行ったウルワース(ブリスベン約100km北)では、いくつかの商品は普段より品薄だったものの、新型コロナウイルスの影響でパニックになるほどではない感じです。
都心から離れれば離れるほど、買い占めもそんなにひどくないのでしょう。
それでもいざという時のために、保存食などは取り敢えず良識ある量のストックだけ(2週間程度)しておこうと思います。
Scott Morrison首相も
「冷静に普段通りの行動をするように!
パニックして買い占めをする必要はありません。」
という声明を出しました。
参照:9news
新型コロナウイルスへの不安が広がる日々ですが、各自が冷静に落ち着いて行動したいものです。