【国際結婚】どちらの国で暮らすのか?我が家の経験談

オーストラリア生活

国際結婚の夫婦が必ず一度は悩むのが、”自分の母国で暮らすのか、配偶者の国で暮らすのか”、だと思います。

言葉、仕事、収入、気候、治安、食生活、子育て、お互いの家族事情、、、。

その家庭によって状況や優先順位が違うので、もちろん正解はありません。

国際結婚をして東京で暮らしていた我が家は、15年前、息子が就学するのを機に、夫の出身国オーストラリアへ移住しました。

そして昨年末に、息子が高校を卒業し、希望の学部での大学生活を始めたところです。18歳になったのでこちらではもう成人です。

子育てが一段落した今、経験談として、夫の母国へ移住した理由、その結果どうだったかについてまとめてみたいと思います。

 

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オーストラリアでの生活を選択した理由

生活の主導権を握るストレス

日本(東京)で暮らしていると、必然的に夫の代わりに、私が生活の主導権を握るハメになります。夫は長年日本で働いていた(英語教師)割には、日本語ができないので。。。

例えば、不動産関係や、保険、税金などの行政手続きと対応。そして、車や、家具や、電化製品など、大きな買い物の時も、小心者だからそういうの苦手なんだけど、常に私が交渉役。

更に、それを夫にいちいち英語で説明するわけです。

そんなの大したことないじゃない?と思うかもしれませんが、日常的にすべての雑用と、あらゆる場面で、英語での説明が自分にかかってくると、じわじわとストレスになっていました。

安定した仕事

子どもが生まれて更に状況、心境が変わりました。

当時、夫は私立高校の英語の非常勤講師だったのですが、もっと安定した仕事に就きたい、それには、どんな職業にしろ、母国の方が有利だと夫が主張、私も説得されました。

生活の質と子育ての環境

これが移住を決めた一番の要因です。

私は東京で生まれ育ったので、環境が悪いなんて思ったこともないのですが、広々とした自然に囲まれて育った夫には、いくら生活は便利でも、東京での子育ては納得できなかったようです。

まして夫は、塾通いや、受験戦争という、日本の教育事情はとうてい理解できず、かといって、東京にそのまま住んでいたらその道は避けられず。。。

もしこのまま東京で暮らし、子どもが学校に行き始めたら、子育ての環境には絶対にオーストラリア!だという夫と、いろんな場面で衝突することは目に見えていました。

移住を決めた時の心理

結局、”家族3人の為と子育ての環境にはその方がいい”ということで、オーストラリア移住を選択しました。

正直、私個人としてはもちろん日本に居たかったけれど、家族としてどちらがいいかというと、答えは明確でしたので。

移住を決めるにあたって一番気になったのが、私の家族、特に両親のことでした。

海外に一度も出たことがない両親なので、よけいに心労をかけてしまったと思います。「なるべく頻繁に帰国するから」という約束をしたのを覚えています。

母国での生活に自信を持つ夫に反し、超心配性な私は、新天地での一からの新生活に、色々な不安を抱えていました。

が、なぜだか急に、「そうだ!ダメだったらいつでも帰って来ればいいんだ!」と、妙に開き直れたのです。で、それ以降は、もうあれこれ考えすぎない様にして、海外引っ越しを進めました。

 

夫の国に15年暮らしてみた感想

結論から言うと、あの時の選択は良かったと思います。

もちろん、希望通りに実現しなかったこと、誤算は多々あります。

例えば、

  • オーストラリアの物価がかなり高い
  • 不動産が高騰し、憧れのプール付きの家に住めなかった
  • 私が文化の違い(いい加減な人が多い)や言葉の壁(今だに。。)でストレスを感じる
  • 医療システムが複雑  などなど

他にも細かいことをあげればキリがありません。

 

が、移住の1番の要因だった、生活の質と子育ての環境においては満足しています。

具体的にいくつか挙げると、

  • 大型犬2頭が飼える程度の家に住めている
  • 車で10分でビーチに行かれる環境
  • 広々とした環境で子どもがおおらかに育った
  • 塾や受験がないので、子どもが勉強と、音楽、スポーツも同時に続けられた
  • 学校の長期休暇中の宿題がないので、勉強以外のいろんな経験ができ、人間力がついた
  • 息子が英語圏で教育を受けながら日本語も維持している(日本語能力検定N1)
  • 年1〜2は日本に帰国できている

まとめ

どちらの国で暮らしたほうがいいのか?

その家庭によって、事情や条件が違うので、正解はないと思います。

ただ、どちらに住もうと、全部満足という事はありえないので、優先順位をどこに置くかだと思います。

我が家の場合、派手な海外生活のイメージとは程遠いけど、優先した子育ての環境、生活の質は、そこそこ良かったと思います(思いたい。。)

自分の経験上、海外引越しはかなり負担が大きいです。なので、自分の譲れない点と、妥協できる点を、お互いよーく話し合って決断しましょう。

そして、その地でいざ生活を始めたら、思う様にいかない事は多々ありますが、必ず良い点もありますから。

とりあえず、優先したことがうまくいっているのであれば、自分たちの選択は間違っていなかったということです。

どちらに住んだにしろ、自分たちの選択を信じ、自分たちの生活を築いていきましょう。

 

最後に、、、でもやっぱり老後は、日本に戻って、美味しいものを食べ、たまーに温泉にでも行かれたらいいな、というのが私の本音です。