コロナ規制中のオーストラリアへ入国 シドニーにて2週間のホテル隔離の詳細

オーストラリア生活

私の在住するオーストラリアは、コロナ規制のために2020年4月から(2021年6月現在)国境を閉鎖しています。

基本的には、永住権保持者・オーストラリア国籍者のみが厳しい規制の元に入国できる状態です。

その規制の中で一番の難関が14日間(14泊)のホテル隔離。

宿泊費は自己負担の上、部屋から一歩も出られません。

私は昨年(2020年)の夏にやむを得ない理由で日本へ一時帰国しました。

そして今年の4月にオーストラリアへ戻った時にシドニーでこのホテル隔離を体験しました。

「14日間もたった一人で孤独にホテルの部屋に閉じこもってどうなるのか。」

結果から言うと、思っていたよりずっと大丈夫でした。

清潔で快適な広い部屋があてがわれ、滞在中は心身ともに充分なサポートに守られていたからです。

実体験を踏まえてホテル隔離生活をまとめてみます。

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隔離ホテルはどこ?

気になる滞在先のホテルですが、事前には教えてもらえません。シドニー空港で係員から唯一聞かされたのは、四つ星もしくは五つ星ホテルということのみ。

空港から順番に隔離用のバスに乗り込み、自衛隊の車に連行されて滞在先のホテルに向かいます。

で、私が連行されたのは「Amora Sydney Jamison Sydney 」です。

幸いなことに五つ星ホテルをGetしました。

アモーラホテル

当てがわれた21階の広いお部屋の真ん中には、どーんと大きなキングサイズのベッド、窓際にテーブルとラウンジセットがあり、一人で滞在するには充分すぎる快適さ!

部屋の中だけで2週間過ごすので、窓が大きくて天井が高い開放感には助かりました。

外には出られないけどシドニーのど真ん中だけあって夜景も綺麗でした。

アモーラホテル夜景

滞在中に支給されるもの

滞在中に支給されるものはまず、朝、昼、晩の食事と飲み物。

あとは滞在ホテルによって多少の違いがあると思いますが、Amora Sydeney Hotelの場合、

・洗面用具(歯ブラシ、石鹸、ボディソープ、シャンプー&リンス、保湿クリーム、カミソリ等)

・タオル類(1週間後に交換だけど必要ならその都度フロントに電話すれば支給される)

・寝間着(ガウン)

・部屋用のスリッパ

・お茶類(コーヒー、紅茶、お煎茶、ハーブティ、チョコレートドリンク、ミルク)

・ネット環境(無料Wifi)

飲食物を含めて欲しいものはネット注文で購入もできます。
コールズ、ウルワース、ウーバーイーツ、最寄りの酒屋から部屋(ドアの外)まで届けてくれます。

待機してくれている助っ人

最初は2週間ずっと孤独に閉じこもっていることに不安でしたが、オーストラリアってその辺の対処は完璧です。

以下のスタッフたちがどの隔離ホテルにも24時間待機してくれているのです。

・正看護婦
・准看護婦
・一般医師
・精神科医
・警官
・自衛隊員
・各フロアにセキュリティガード

他にも、もし退屈で誰かと喋りたい場合には、Red Cross Support(赤十字)がボランティアで話し相手になってくれます。

これらのスタッフへの連絡の取り方は、ホテルチェックイン時に受け取る書類にわかりやすく書かれていますので心配ありません。

滞在中は、頼もしいスタッフに「守られている感」がいっぱいで、コロナ禍の緊張がほぐれ安心して2週間を過ごせました。

隔離ホテルでの1日の流れ

AM8:00頃 朝食

AM10:00頃 ナースから健康チェックの電話が入る(毎日)

PM1:00頃 昼食

PM7:00頃 夕食

以上。毎日決まっているのはこれだけです。

やたらとある時間をどう過ごすかは自分次第。

私が毎日自分に課していたのは、YouTubeでラジオ体操とwork out動画見ながらの運動です。

部屋に閉じこもって体力落ちると気分も落ちてしまうから。

あとは、PC業務、読書、ドラマ、家族と電話や友達とLINEなどでけっこう一日終わります。

正直、時間を持て余して暇で退屈で困るっていう事はなかったすよ。

毎晩、大きなバスタブに長時間ゆっくり浸かることもずいぶんと気分のリフレッシュになりました。

隔離ホテルの食事内容は?

さてさて一番気になっていた毎日の食事ですが、、、想像よりずっと美味しかったです。

っていうか、全く期待していなかったのが良かったのかも?

隔離中は食事が唯一のイベントであり楽しみなのでこれには助かりました。

特に嬉しかったのは温かい食事はしっかり出来立て熱々で運ばれて来たこと。

メニューですが朝はベーコンエッグ、ソーセージ、デニッシュ、パンケーキなど

毎回ジュースヨーグルトフルーツが付きます。

パンケーキ

 

昼は、チキンや海老やビーフのサラダ類、ヘルシーなのに満腹感がありました。

海老サラダ

 

で、夜は肉や魚のグリルと温野菜、カレー、自家製ピザ等、そして毎回美味しいデザート付き

魚グリル

食事についてはホテルによって当たり外れがあるようですが、アモーラホテルでラッキーでした。

食事はドアがノックされて開けると、紙袋に入って床に置かれています

(ドアを開ける度に廊下に待機している頑強なセキュリティの人と目が合ってビクッとしました。)

容器とスプーンフォーク類は全部使い捨てで、ゴミは食事の入ってきた紙袋に入れてドアの外に出しておきます。

ホテル隔離中のPCRテスト

PCRテストはホテルに到着した2日めと12日目にありました。

鼻と喉からの検体採取です。

結構グリグリで、涙目と『オエっ』ってなりますが一瞬なので頑張りましょう。

検査結果は翌日ですが、陰性であれば何も連絡はありません

便りがないのが良い知らせです。

隔離中の洗濯は?

隔離中の洗濯は自分の部屋で手洗い(たまに浴槽で足踏み洗い)していました。

まあ、誰にも会わないし外に出ないからほとんど同じものばかり着ていたんですが。

洗濯洗剤はホテルのフロントに電話をすると届けてくれました。

で、部屋に備え付けのハンガーに干しておくと翌日にはほぼ乾いている感じ。

エアコン入れっぱなしで部屋の乾燥がひどいので部屋干しでちょうど良かったです。

ちなみに、ドライクリーニングも有料で頼めます。

隔離はどう終わる?手続きなど。

12日目のPCR検査が陰性なら14日目(隔離が終わる前日)に、スタッフ数名が各自の部屋に退所の説明に来ます

来る時間がわからないので朝から落ち着かないのですが、私の場合は待ち疲れた午後3時頃でした。

医師から健康状態の問診を受け、警官からはホテルからの移動方法などを聞かれました。

私はQLD州まで国内線移動なのでその便名と、シドニー空港までタクシーを予約してある旨を伝えました。

翌日のチェックアウトの時間の確認とチェックアウト方法などの説明の後、2週間の隔離を終えてPCRも陰性という内容の証明書を受け取り、腕には出所オッケーのリストバントをつけられます。

ピンクリストバンド

ピンクのド派手なリストバンドを見て、「ようやく家に帰れるんだ〜」と実感しました。

隔離ホテルの料金はいつ払う?

隔離ホテルの料金はNSW州(シドニー)大人一人がA$3000です。

高いけどこればっかりは規則なので仕方ありません。。。

請求書は隔離が終わって1週間後に、連絡先として登録しておいたメールアドレスに届きました。

支払い期限は請求書が来てから1ヶ月以内で、クレジットカード、郵便局、Bpayの選択肢があります。

私はクレジットカードでしっかり期限内に払いました。

まとめ:ホテル隔離生活の感想

以上、シドニーでのホテル隔離の体験をまとめてみました。

私自身、オーストラリア入国時の隔離生活がどうなのかいろいろ不安だらけでした。

が、連れて行かれた五つ星ホテルの明るくて広い部屋に一歩入った途端に「これなら快適に過ごせそう」と、すぐに安心しました。

そして大勢のスタッフが待機していてくれて、「何があっても大丈夫」と心強かったです。

自宅に戻ってから何人もの人に「隔離大変だったね?」と聞かれましたが、「思ったより全然大丈夫だったよ。」と答えていました。

ただ、ホテルの部屋の窓が開けられないので外の新鮮な空気が恋しかったです。

困った事も特になかったですが、日本のお菓子が食べたくなったので(贅沢)、隔離ホテル滞在用にお煎餅など用意しておけば最強です。

オーストラリアの生活に戻った今は、ホテル隔離をしなくても以前のように自由に海外と行き来できる日に早く戻れるよう願うばかりです。