渡航制限中のオーストラリアから緊急帰国記(その3:空港検疫と自主隔離)

オーストラリア生活

2020年の8月中旬に渡航制限中のオーストラリアから緊急一時帰国した記録(その3)です。

この記事では、帰国時の空港検疫(PCR検査)の流れや所要時間、検疫提出書類、陰性確定後の自主隔離の詳細についてまとめました。

 

緊急帰国記(その1:規制免除申請の手続きなど)について⇓

緊急帰国記(その2:空港の状況と機内の様子)について⇓

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羽田空港に到着

シドニーを前日20:55に発ったANA便は予定より20分早く、早朝の5:10に到着。

「検疫所が混んでいるので機内で待機するように」と、機内放送がありました。

そして約40分後(5:50)に扉が開き、ソーシャルディスタンスを保ちながら順番に降機。

検疫の説明

誘導に沿って歩いていくと、検疫室に入る前に約10人ごとに集められてこれからの流れの説明があります。

私はたまたま先頭のグループで説明を受けたので、PCR検査を受けるのも早いほうでした。

提出書類の内容

機内で配布され記入しておいた書類は以下の3点です。

  • 質問票:どこの国に滞在していたかなど
  • 申告書:14日間の自主隔離の場所と移動方法
  • 健康カード:自主隔離中の健康確認のための連絡方法

    わかるところはすべて記入し、不明なところは検疫官に確認しましょう。

検疫官と面談(書類審査)

検疫官と帰国者が一対一で書類の内容を確認をします。

ここで私が唯一困ったのが、自主隔離中の健康確認の手段です。

というのは、私はラインでの健康確認を希望したのですが、日本で登録したライン(日本の携帯番号)しか使えないとのこと。(私のラインはオーストラリアで登録しています)

検疫官に、誰でもいいから本人(私)の健康状態を把握できる”日本の携帯番号”を書いてほしいと言われ、姉の携帯番号を記入しました。(自主隔離中は姉の携帯に自動音声の健康確認がきています)

*ちなみに検疫官の方々は皆さんとても穏やかで親切でした。

PCRテスト(唾液検査)と結果確認

 

次にいよいよPCRテスト(唾液検査)。

*7月下旬から空港のPCRテストが唾液検査になっています。

各自、仕切りで区切られたブースの中で容器に唾液を出します。

緊張して口がカラカラなのにけっこうな量を出さなければならず、わりと苦戦です。

やはりなかなか唾液が出ない人が多いのでしょうか、正面の壁に梅干しとレモンの写真が貼ってあるのには笑いました。

で、唾液検査が終ったのが7:00ごろ。

別の広い部屋に移り、呼ばれるまでひたすら待ちます。

結局、ほんの40分ほどで呼ばれ、無事に陰性結果の証明をもらいました

(小心者の私は結果を聞くときにドキドキでしたが)

早朝でまだ到着便が少なかったので待ち時間が少なかったのでしょう。

夕方の混んでいる時だと結果が出るまで3,4時間かかる時もあるそうです。

検疫所→入国手続き

無事に陰性の結果を確認し、最後の検疫官とのやり取りです。

空港から宿泊場所までの移動方法を再度確認されます。

私はハイヤーを予約してある旨を伝えました。

家族が迎えに来る人は、本人との続柄や来る時間など詳しく質問されていました。

(※移動手段の規制については後述)

その後やっと普段通りの入国手続きです。

今回は日本への滞在も長くなるので、(免税用に)パスポートにスタンプをもらって通過しました。

預け荷物を受け取りに行くとちょっとしたサプライズが!

ANAのスタッフさんが、乗客の荷物をそれぞれカートに乗せて待機していてくれたのです。

しかもスーツケースにはうれしい手書きのメッセージがついていて感動しました。

ANAさん本当にお世話になりました。

14日間の自主隔離(自主待機)

日本政府が指定する「新型コロナが流行している地域」から帰国した人は、陰性結果が出た後に以下の規制があります。

  • 14日間の自主隔離(待機)が必要
  • 公共交通機関(電車、バス、タクシー、国内線)の利用禁止

 

自主待機場所は自宅かホテルなどの宿泊施設

私は高齢の親を考慮して、実家に直行せずホテル待機に決め予約しておきました。

空港近くの自主待機ホテル

宿泊場所を決めていない人に配られる「空港近くの自主待機ホテル」

事前に調べて空港近辺は値段が高かった(だいたい1泊7000~8000円)ので、出国前に都内の手頃なホテルにいくつか問い合わせしました。

すると、今はほとんどのホテルが帰国者の待機宿泊ができるとのこと(チェックイン時に陰性の証明の提示が必要な場合あり)でした。

けっきょく、全部屋に洗濯乾燥機付きで値段も手ごろな長期滞在用ホテルの「東急ステイ」を利用しました。

このホテルは都内のあちこちにあって、立地によって宿泊料が違うので14日間で8万円位の場所を選びました。

東急ステイホテルー東京エリア

*どこの宿泊でも予約の際に「帰国者の待機宿泊」の旨を伝えてください。

 

移動手段ですが、空港周辺の宿泊施設の場合のみ、空港から出る帰国者専用の周回バスが無料で利用できます。

私の選んだホテルまでは空港からの周回バスが通っていなかったので、ハイヤーを利用しました(事前予約が必要です)。

らくらくタクシー(ハイヤー空港送迎特別プラン)

帰国者用プランの料金は都内一律、15000円。海外からの予約も、羽田に到着してからのやり取りもメールやラインでできて、時間の対応も柔軟でお勧めです。

※ちなみに空港を出る時に、「申告通りの手段を使っているか」、見張り的に検疫官が付き添うことはありませんでした。

体験談として、自宅以外の待機宿泊施設を選ぶのに大切なポイントは

  • 帰国便の急な変更やPCRテストの結果によって宿泊をキャンセルする場合に、キャンセル料がかかるかどうか
  • 近くに食料の買い出しをする場所(コンビニなど)があるか
  • 洗濯ができるか
  • wifiが使えるか
  • 電子レンジ、電気ケトルがあるか
  • 部屋が狭すぎないか

などです。
たかが14日間されど14日間ですから。

まとめ:着陸から空港の外に出るまで3時間弱

5:10に羽田に着陸して、PCR検査で陰性結果が出てすべての手続きを終え、ハイヤーに乗ったのがちょうど8:00。

コロナ禍の空港検疫に3時間弱しかかかりませんでした。

早朝便であったことが幸いでしたが、PCR検査結果を聞くのに2,3日かかっていたことを思えば空港検疫がずいぶん改善されたと思います。

以上、2020年8月中旬の一時帰国の際の空港検疫と自主隔離の体験談です。

状況は日々変化するので、これは8月の時点の参考とし、常に最新情報を確認してください。